今年も梅仕事の季節がやってきました。
私も毎年、この時季になると市場に並ぶ梅を見てはそわそわ。
日に日に赤くなる南高梅を見ていると、いてもたってもいられなくなって衝動買いしたり、知り合いの和歌山の梅農家を頼って購入したり、しています。
性分なのか、職業柄なのか・・・この季節に梅のあの香りを楽しまないと今年の人生損したような気分になってしまうんですよね、笑。
そして、毎年溜まりに溜まっていく美味しい梅酒たち。
片付けられない高齢者の家の特徴のひとつに梅酒の瓶があるって聞いたことありますが・・・そのうち、うちもそうなりかねない危険な香り。
今年だけは一旦梅酒作りはお休みしようかなと思います。
今年だけは・・・仕方ない、梅酒の代わりに、梅シロップの味バリエーションや割り梅、梅干しに挑戦しようか・・・。(結局やめられない梅仕事、笑)
増え続ける梅酒は美味しく飲んで消費するのと、あと、お料理にも使っています。
この時季おすすめなのは、旬のいわしを使ったこちら、
「いわしの梅酒煮」
本当は梅酒は高級な調味料になってしまうんですけど、簡単に美味しくなるのでぜひ使ってみてください。
頭と内臓を綺麗に取り除いたいわしを買ってきたら、10分くらいで出来ちゃいます。
終始強めの中火で落し蓋をして、一気に仕上げるのがコツ。骨は硬いままで食べられないけれど、身は締らずフワッと柔らかい状態を目指します。
煮汁は少し濃いめにする方が、味の染みない魚の中身と煮汁の味のコントラストがついて、美味しい煮魚になります。参考にしてください。
【材料(4人分)】
いわし・・・4尾
梅酒・・・大さじ4
砂糖・・・なし~大さじ1*
しょうゆ・・・大さじ1+1/2~大さじ2
にんにく・・・1片
しょうが・・・1かけ
*梅酒によって甘さが違うので、調整してください。
【作り方】
- いわしはウロコをこそぎ、頭とはらわたを切り落として水でよく洗う。
- できるだけいわしがぴったりと入るフライパンにいわしを並べ、スライスしたにんにく、しょうが、梅酒を入れ、水をいわしの高さの半分ほど注ぐ。
- クッキングペーパーで落し蓋をし、中火にかける。
- 5分煮込み、味を見て、砂糖、醤油を加え、さらに5分ほど、好みの味の濃さになるまで煮込む。途中落し蓋を外し、煮汁をいわしにかけながら煮詰める。
にんにくを入れるレシピは少し珍しいかもしれませんが、ほんのりパンチが効いて食欲をそそります。
今旬のピカピカのいわしでぜひお試しください!